【就活】自己分析の進め方は?

就活

どうも!カワヤスです。
今回は就活で一番最初にやるべき自己分析の進め方について解決します。この記事では、就職活動を始めたけど、自己分析の進め方がわからない!といった方の悩みを解決いたします。
まだ、就活全体の流れについてあまり掴めていない方は、「【就活】始め方~何から始めたらいいのか~」の記事をお読みください。

◆自己分析の進め方(流れ)

まずは、自己分析の流れを説明します。

自己分析の流れは「自分史作成」→「性格分析」→「自分の深堀」です。

なにからはじめるか悩んだ方はとりあえず上のように進めてましょう。
それぞれの主な特徴は以下です。

  • 自分史作成…自分をPRする材料を見つけることができる
  • 性格分析…自分の性格を俯瞰し、今後の計画を立てることができる
  • 自分の深堀…ES対策、面接対策になる。
    それでは、これから先は上記3つについて詳細に解説していきます。

◆自己分析の目的

とその前に、そもそもなんで自己分析をやらなければいけないのか。その目的を説明いたします。中には自分のことなんだから自分が一番わかっている。正直だるいし、そんな時間ないと思っている方もいらっしゃると思います。しかし、ここを充実させるかどうかで、就活全体の効率が大きく変わってきます。目を背けずに、自分と向かい合ってみましょう。

自己分析の目的:それは自分の人生にストーリーを作るためです。

ストーリーとは、「なぜその企業に就職する必要があるのか」を説明するための話の流れです。これを明確にすることが自己分析の目的です。
なぜこのストーリーが大事なのか。それは、採用側に自分を採用させ得る納得感を提供するためです。採用面接では必ず「なぜうちに来たいのか」と問われます。そこで明確に答えられるかで、採用側の印象は大きく変わります。皆さんは、自身で納得のいくストーリーを作れるまで、自己分析を行ってみてください。

◆自分史作成

■自分史作成の目的

テキスト自分史ではストーリーの始まりを見つけることが目的です。

自分史を書き上げたあと、過去を見返すと、点と点が線になり得るところがあります。これがあなた独自のストーリーです。このストーリーを未来の自分に繋げることで、就職する必然性が出てきます。
ただ、残念ながら自分史だけでストーリーは完成せず、性格分析や深堀をすることで納得のいくストーリーが出来上がってきます。しかしながら、自分史が無ければストーリーを作ることもまた難しいです。面倒くさいですが、トライしてみてください。

■自分史の書き方

下図のように縦軸を人生の充実度、横軸を時間(年単位)でグラフを書きます。プロットする点は人生観を変えるトピックスを入れます。例えば、恋愛、部活(サークル)、勉強、テレビ、趣味、研究、バイト、好きなこと・熱中できたこと、書籍などです。そして、トピックスごとに適当な充実度をプロットしていきます。自分史のフォーマットを無料で公開しますので、ダウンロードして使ってみてください。

自分史テンプレート無料ダウンロードリンク

■自分の成長エピソードを網羅

テキストプロットの「ポイントは人生観が変わったこと」です。

ポイント例
・何に動かされたのか(動機)
・どういう風に考えが変わったのか
・考えを変えてからどうしたのか
・PDCAを回してどういう結果が出たか

■カテゴライズ

大体網羅できたら、カテゴライズしましょう。例えば、私の場合は下図のようにカテゴライズしました(一例ですが)。赤色で記載したところは環境系でカテゴライズしています。こんな感じで、基準は人それぞれだと思いますので、同じ系統だなと考えたらカテゴライズしてみましょう。

グラフの内容:幼少期、両親から「もったいない」とよく注意を受けて育った。小学生の時、地球環境問題を授業で習って、興味を持った。中学生の時、花の色素を利用した太陽光発電の技術をテレビで目撃し、自然エネルギーの活用に興味を持った。高専時代、エネルギー問題のほかに廃棄物処理の問題もあることを知った。大学時代、廃棄物処理であれば、廃棄物処理時に発生する熱エネルギーを回収する「サーマルリサイクル」があることを学んだ。

■どの項目に一生を捧げたいか

一生をというと大げさですが、そのくらいの気持ちで熱中しても良いカテゴリーを一つ選択してください。ここでの選択があなたの就活の軸です。人生の1/3は働きます。どうせ働くなら、胸が熱くなる、楽しいものをやりたいですよね。思い切ってワクワクするカテゴリーを選択してみてください!もしろん、実際に就職してみて初めて合わないと気が付くかもしれません。そん時はそん時でしょう!笑

■目標設定

選択したカテゴリーはそのままあなたの目標になります。例えば、私であれば廃棄物処理や資源リサイクル関係の会社へ就職することが目標になりました。「やりたいこと=目標=通過点」です。現時点での目標は、まだぼやけていて構いません。ここからさらに自己分析や業界&企業研究を通して、より具体的な目標を設定していきます。自分史作成のプロセスはここまでです。

◆性格分析

さて次は性格分析です。ここでの目的もあくまでストーリーを作るための材料準備です。ストーリーの中に性格を込みこんでいくと、さらに最強なストーリーが完成します。言い換えると、性格まで考慮できれば、自分にマッチした会社を特定できるということです。それでは、具体的な性格分析方法について記載していきます。

■インターネットのツールを使用した自己分析

ネットのツールを使うメリットは、自分の中の自分を短時間で詳細に把握することができるところです。逆に他人から視た視点は抜けていることに注意が必要です。以下に、ツールのリンクを添付しますので、参考にしてみてください。
1,エムグラム
2,無料性格診断テスト16Personalities
3,データでわかる辛口性格診断

■他人に自分の特徴を聞く

友人:一番身近な存在から視た素の自分を知ることができます。
両親:幼少期から今までの自分を俯瞰した性格を教えてくれる。
両親なりの就活に関するアドバイスをもらえる。
教授:個人的には一番おすすめの方法。
仕事をするうえで重要な本質的な意見を聞ける。
バイト先の店長:一緒に仕事をした人なので、仕事上の特徴を教えてくれる。

■感謝の言葉を忘れずに

他人を巻き込むということは、他人の貴重な時間をあなたのために使うということです。聞き終わったらお礼の言葉を述べて、感謝を伝えましょう。

◆自分を深堀する

さて最後は深堀です。ここでも、ストーリーを作るという目的を意識して深堀していきましょう。この深堀をすることで、あなただけの唯一無二のストーリーが完成し、他人と差別化を図ることができます。それでは、深堀のやり方について説明していきます。

■深堀のやり方

なぜなぜ分析を活用すると効果的に深堀ができます。それは、物事の根本、つまり本質を知ることができるからです。私の例を下図に示します。図のようになぜなぜを繰り返していくと、行動した理由がより深くなっていくことがわかるかと思います。

■マインドマップを活用

深堀の際はマインドマップを活用しましょう。エクセルなどでもできますが、マインドマップのソフトを使えば、手軽になぜなぜが作れます。私のおすすめは、無料で使える範囲が広いEdrawMindです。リンクを貼るので、ぜひご活用ください。有料版もあるようです。

■面接対策本という選択肢

深堀をする項目に悩んだ際、面接対策本を一つの切り口にすることをお勧めします。それは、実際に採用面接で聞かれるであろう事象について深堀しておくことで、無駄のない就活を進められるからです。各項目をそれぞれなぜなぜ分析していけば、オリジナルの面接対策ができます。
おすすめの面接対策本を下に掲載しますので、ご覧ください。大学などの図書館にも置いてあるかと思いますので、それを借りられれば十分だと思います。

■深堀した内容は何に保存するのがベスト?

エントリーシートなどへ記載する際、よくPCやスマホで記載するかと思います。いちいち文字を起こすのは手間ですので、最初から電子媒体でまとめていくことをお勧めします。

■深堀できなさそうな項目が出てきたら?

とりあえずスキップして放置しましょう。なぜなぜ分析をすべての項目にやろうと思ったらそれなりに時間がかかります。思いつかない項目は飛ばして、まず一通り終わらせます。企業研究や業界研究をやっているうちに思いつくこともありますので、そういったタイミングで少しずつでも進めていきましょう。

◆まとめ

今回は自己分析の進め方についてまとめました。自己分析の目的意識を持ちながら進めることで、全体的に効率よくまとめられると思います。自己分析の実施項目としては、自分史、性格分析、自分の深堀です。それぞれやり終えたら、ポイントをまとめておくことをお勧めします。さて、次は業界研究についてお伝えいたします。

以上、皆様の就活の成功をお祈り申し上げます。

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