どうも!カワヤスです。
この記事では十分なプロジェクトのセーフティを準備していても、プロジェクトが納期内に終わらない理由を紐解いてみました。今までプロジェクトの納期で悩まれていた方は、セーフティの用い方の本質に気が付くきっかけになればと思います。この記事が皆様のプロジェクト管理のヒントとなれば幸いです。なお、本記事で紹介する内容はエリヤフ・ゴールドラットさん著書の「クリティカルチェーン」に基づいています。この記事で紹介しきれないノウハウがぎっしり詰まっていますので、興味を持たれた方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
結論
おいおいカワヤスさん。誰も別に仕事をサボっている訳ではないよ!毎日汗水流してずっと働いてますよ!と声か聞こえて聞こえてきそうですが、しっかり解説していきたいと思います。では行きましょう!
セーフティが組み込まれているにも関わらず遅れるケース
例えば、大型ショッピングモールの建設があったとします。その完成が丸2ヶ月分遅れました。
浪費の考察
図に示すように、それぞれのBOXはプロジェクトの中間ステップだとします。2つのステップは繋がっています。各ステップの見積もり時間はそれぞれ10日です。ところが最初のステップに12日かかったとしましょう。二番目のステップは遅れた分開始が遅くなります。当たり前のことですね。
では逆に予定より早く、8日で作業を終えたとしましょう。そしたらどうなりますか?もし最初のステップが8日で終われば、次のステップはいつ開始すればいいのでしょうか?
早く作業を終えても他の仕事をしたり、他の現場を見たりして忙しいです。
時間が余って、もし報告したとしたら、どうなるんですか?
ここまでをまとめると
どうやらセーフティは取られているということが正しいようですね。感覚的にもセーフティが組み込まれていることには納得できます。そして、セーフティの用いられ方(使われ方)に根本的な問題がありそうですね。今回の例では、作業が早く終わっても、担当者は他の作業に追われてしまうため、セーフティは浪費される(放置される)ことになりますね。
次回は、セーフティが浪費されてしまうことの意味について深堀していこうと思います。
最後になりましたが、本記事が皆様に少しでもお役に立てれば光栄です。今後ともカワヤスブログをお願いいたします。
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